上野動物園(東京都台東区)は20日、4歳の双子のジャイアントパンダ、雄シャオシャオと雌レイレイの返還発表後、初の週末を迎え、別れを惜しむ多くの人々が足を運んだ。開園からわずか1時間余りで観覧の受け付けは打ち切られた。
寒空の下、開園前から幅広い世代が列を作った。パンダのぬいぐるみを持った子どもの姿も見られた。
パンダを見るため定期的に通っているという台東区の女性(45)は「愛くるしく癒やしを与えてくれる存在。返還発表は急でショックだった」と吐露。返還後については「新しいパンダが来てほしいという気持ちはもちろんあるけど、中国との関係悪化で今は厳しいかな…」と話した。
台湾有事に関する今年11月の高市早苗首相の発言で日中関係は悪化。新たな貸与は不透明な状況にあり、1972年の初来日以来「友好のシンボル」として親しまれたパンダが国内からいなくなる。
都は今月15日、来年1月下旬の中国返還を発表した。
この記事は会員限定記事です
「下野新聞デジタル」の会員のみご覧いただけます。
下野新聞デジタルに会員登録すると…
- 事件事故や高校野球・イベントなど速報で栃木県の「今」が分かる
さらにスタンダードプランなら…
- デジタル有料記事の大半が読める
- 教育や仕事に役立つ情報が充実
愛読者(併読)プラン・フル(単独)プランなら…
- アプリも使えて、おくやみ情報もいち早く
ポストする




