京都市左京区の平安神宮で、昨年夏から実施していた国重要文化財「大極殿」の塗装修理と耐震補強工事が終わり、柱の朱色やしっくい壁の白が鮮やかによみがえった。工事は18日に完了。19日は参拝客らが写真に収めるなどして見入っていた。
修理は、今年で創建130年を迎えた記念事業の一環。屋根の両端を飾る「鴟尾」も金箔を張り替え、一段と輝いていた。平安神宮では初詣の準備も進んでおり、担当者は「美しくなった大極殿で気持ちの良いお正月を迎えてもらいたい」と話した。
東西歩廊や白虎楼など他の社殿の工事も順次実施し、2030年までに終える予定。
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