19日の国債市場で、長期金利の指標である新発10年債(380回債、表面利率1・7%)の利回りが上昇し、一時2・015%を付けた。日本相互証券によると1999年8月以来、約26年4カ月ぶりの高水準。日銀が19日の金融政策決定会合で政策金利の引き上げを決めたことを受け、利回りが上がった。
国債は売られると価格が下がり利回りが上がる仕組み。日銀が政策金利を0・5%程度から0・75%程度へ引き上げる方針を公表した後に、利回りが上昇。日銀がその後も利上げを続けるとの思惑が広がったことも上昇圧力となった。
高市政権の積極財政による財政悪化懸念も国債の売り圧力となっている。
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