世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題を追及してきたジャーナリスト鈴木エイトさん(57)は18日、山上徹也被告(45)の論告求刑公判を傍聴後、安倍晋三元首相を襲撃した動機に関し「なぜ安倍氏だったのか、被告の口から明確に語られず不十分さは否めない」と述べた。記者団の取材に応じた。

 検察側が無期懲役を求刑したことについては「後世にこの問題の本質が何かをちゃんと伝えるために、最低限死刑になってほしくはなかった。その点は安堵した」と語った。