来季に向けた意気込みを語る男子ゴルフの石川遼=18日午後、千葉県野田市

 男子ゴルフの石川遼が18日、千葉県野田市内で取材に応じ、来季から参戦する米下部ツアーについて、来年1月11日初日の開幕戦(バハマ)から出場する意向を示した。「すごい楽しみしかない。とにかく自分のゴルフを変えずに実力通りやっていく」と抱負を語った。

 今月14日まで行われた来季の米ツアー出場権を懸けた最終予選会で34位に終わり、下部ツアーの出場権を得るにとどまった。それでも「本当に競争が激しい世界なので勝ち取れたという思い」と前向きに捉える。今季の平田憲聖のように、下部で年間の上位に入れば米ツアーに昇格できるだけに「彼の後を追っていけるように頑張りたい」と意気込んだ。

 下部ツアーはコロンビアやアルゼンチンなど南米でも開催される。普段とは環境が大きく異なるが「未知の世界。知らないところに飛び込んでいくという感覚は貴重」と笑顔で話し、勝利なしに終わった今季については「優勝はなかったが、自分の中では次のステップを踏めたかなと思える1年になった」と納得顔だった。