【ワシントン共同】米財務省は17日、三井物産や三菱商事が参画するロシア極東サハリンでの石油・天然ガス開発事業「サハリン2」に関する取引について、来年6月18日未明まで許可を延長すると発表した。サハリン2に関連する取引はロシア制裁の適用除外とされてきたが、許可の期限が今月19日未明に迫っていた。

 財務省は昨年11月、ガス大手ガスプロム系列のガスプロムバンクを含む複数の金融機関の取引を制限すると発表した。サハリン2に関連する取引はガスプロムバンクが資金決済に関わるものの、適用除外の判断が繰り返されている。