県勢として初のJリーグタイトルとなるJ3優勝とJ2昇格を成し遂げた栃木シティ。今矢直城(いまやなおき)監督が掲げてきた攻守に主導権を握る「アタッキングフットボール」で参入1年目にしてリーグを席巻した。今季の歩みを振り返りながら強さの秘密をひもとくとともに、クラブの今後の方向性などを探る。
J3優勝を決めた2日後の12月1日午前9時半。栃木シティの大栗崇司(おおくりたかし)社長と今矢直城(いまやなおき)監督、内田錬平(うちだれんぺい)主将がホームタウンの一つ壬生町を表敬訪問し、町職員に拍手で迎えられた。
壬生町を表敬訪問した栃木シティの大栗社長(左端)と今矢監督(左から3番目)、内田主将(同2人目)
栃木市、壬生町、足利市に続き、今年9月末に佐野市が新たなホームタウンに加わった。今季の好成績を受け、同市には市民からホームタウン加盟を求める声が寄せられていたという。協力して地域活性化に取り組むという同市は「サッカー教室などで、子どもたちに夢や希望を与えていただきたい」と期待を寄せる。
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