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 クリスマスや正月飾りに使用される葉ボタンの収穫・出荷作業が、高根沢町平田の「きむら花園」で最盛期を迎えている。

着色料を吸い上げて色鮮やかに染まった葉ボタン=16日午前11時5分、高根沢町平田
着色料を吸い上げて色鮮やかに染まった葉ボタン=16日午前11時5分、高根沢町平田

 葉ボタンはキャベツを改良した観葉植物。同園では葉の中心部が白い品種「晴姿(はれすがた)」を約10アールのハウスで栽培している。

クリスマスや正月を前に収穫作業が大詰めを迎えている葉ボタン=16日午前10時15分、高根沢町平田
クリスマスや正月を前に収穫作業が大詰めを迎えている葉ボタン=16日午前10時15分、高根沢町平田

 16日も木村一喜(きむらかずよし)代表(74)が、約70センチの高さに育った葉ボタンを丁寧に収穫。ピンクや赤、青などの着色料に茎を浸していった。最短2時間で鮮やかに染まり、1日当たり約700~800本の色付け作業を行っていく。

着色料を吸い上げて色鮮やかに染まった葉ボタン=16日午前10時55分、高根沢町平田
着色料を吸い上げて色鮮やかに染まった葉ボタン=16日午前10時55分、高根沢町平田

 県内の直売所のほか、北関東や東北地方の市場にも出荷され、作業はあと10日ほど続く。木村代表は「今年は順調に育ってくれた。きれいな葉ボタンを見ながら、笑顔で年末年始を過ごしてほしい」と話した。

(広瀬華)