【プノンペン、バンコク共同】タイとカンボジアの軍事衝突は16日も続いた。7日に国境地帯で再燃した戦闘は、国境から離れたカンボジア内陸部まで戦線が拡大し、タイ軍は海上の艦船や戦闘機による攻撃を発表。カンボジア軍は、タイ軍が内陸部を空爆し、被害が広がっていると訴えた。
カンボジア軍は15日、国境に接していない北西部シエムレアプ州スレイスナム付近がタイ軍による空爆を受けたと主張。国境から直線距離で数十キロ離れており、衝突から逃れた多くの民間人が避難している。
タイ軍によると、カンボジアと国境を接する全7県で衝突が続いている。両国が接する国境線は約800キロある。
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