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自民党の高市早苗総裁（左）、日本維新の会の吉村洋文代表
高市早苗首相（自民党総裁）と日本維新の会の吉村洋文代表は１６日、国会内で会談した。両党が国会に共同提出した衆院議員定数削減法案の扱いを協議し、記者会見する。野党は法案を批判しており、両党首は会期を延長しても成立は困難とみて今国会での成立断念を確認する方向だ。来年の通常国会で議論を継続し、選挙制度改革と併せて削減を目指す方針を申し合わせるとみられる。
企業・団体献金の扱いに関する政治資金規正法改正案を含め、政治改革関連法案を巡る議論は来年に持ち越される。臨時国会は延長せず、１７日に閉幕する。
関係者によると、定数削減法案は廃案にせず、継続審議とする方向で調整している。
維新は１５日の衆院政治改革特別委員会で、規正法改正案などの採決を求める動議を提出していたが、撤回した。
自民の鈴木俊一幹事長は１６日の会見で、定数削減法案に関し「成立に向けたスケジュールが見いだせない」と述べ、今国会会期の延長に否定的な見解を示した。
