世界遺産の姫路城(兵庫県姫路市)で16日、陸上自衛隊員たちが1年の汚れを落とす恒例の「すす払い」を行った。命綱を着けて大天守の屋根や石垣に登り作業。「白鷺城」と称される美しい姿をすっきりと際立たせ、新年の準備を整えた。
陸自姫路駐屯地が市の依頼で実施する「クリーン作戦」の一環で、今年で50回目。レンジャー隊員10人が地下足袋を履いて登り、長さ約3メートルのほうきで白壁のほこりやクモの巣を丁寧に払った。
駐屯地の奥村啓介司令(47)は「50回目の記念すべき作戦。市のシンボルである姫路城の清掃に関わることができ、光栄に思う」と語った。
この日は総勢約350人が参加し、内堀の清掃などにも取り組んだ。
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