自民党と日本維新の会は15日、北陸新幹線敦賀(福井県)―新大阪延伸に関する整備委員会を開き、現行計画の「小浜京都ルート」を含めた8パターンで、延伸ルートを再検討することを決めた。年明け以降、運行主体となるJR西日本や、沿線自治体から意見を聞く。各ルートの費用対効果も検証する方針。
維新側は、小浜京都に加え、滋賀県を通る「米原ルート」など7パターンを提示し、検討のやり直しを求めていた。自民側には、これまでのルート選定の経緯を尊重すべきだとの意見もあったが、譲歩した格好だ。両党は早期の大阪延伸を目指す方針で一致したが、議論が長引く可能性がある。
整備委は決定を踏まえ、各ルートの費用などについて、近年の原材料価格高騰も織り込んでの試算を検討するよう国土交通省に求めた。
自民、公明政権の与党プロジェクトチームは2016年に複数案から「小浜京都ルート」を採用した。しかし、京都府内で地下水への工事による影響を懸念する声が出るなどして着工に至っていない。
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