【モスクワ、ブリュッセル共同】ロシア中央銀行は15日までに、ウクライナ侵攻に対する欧米の資産凍結制裁で損失を被ったとして、資産の大半を保管するベルギーの国際決済機関ユーロクリアに約18兆1700億ルーブル(約35兆5600億円)の損害賠償を求めてモスクワの仲裁裁判所に提訴した。タス通信などが報じた。
ロシア中銀は「ユーロクリアの保管機関の行為によって、保有する資産や有価証券を処分できずに損害を被った」と主張した。
欧州連合(EU)は18日からの首脳会議で、ロシアの凍結資産をウクライナへの融資に充てる活用案を協議する。
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