2019年に火災で焼失し、再建中の首里城(那覇市)で、正殿の左右につながる二つの廊下のうち「南之廊下」の工事現場が15日、報道陣に公開された。正殿の外観が完成し、今月から廊下の復元に本格的に着手。南之廊下の反対側には「西之廊下」があり、両廊下は、内部の造作が進む正殿と共に来年秋の工事完了を目指す。
この日は、作業員が木材を慎重に動かし、廊下の骨組みを組んでいた。担当者は「正殿を傷つけないよう、細心の注意を払って工事を進めたい」と話した。年明け以降に廊下屋根の作業に入り、瓦ぶきや外装の漆塗りに移る。
国営沖縄記念公園事務所首里出張所によると、一般公開後は、観光客らは西之廊下を通って正殿内に入ることができる。
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