宇宙事業会社スペースワン(東京)は15日、和歌山県串本町の民間ロケット発射場「スペースポート紀伊」から自社の小型ロケット「カイロス」3号機を来年2月25日午前11時に打ち上げると発表した。民間単独では国内初となる衛星の軌道投入を目指しており、3度目の挑戦となる。

 カイロスを巡っては、1号機が2024年3月に打ち上げられたが、飛行のための推進力の予測に誤りがあり、発射後約5秒で爆発。同年12月に打ち上げた2号機は、センサーなどの不具合により機体の姿勢が乱れ自律破壊した。高度約110キロに達したが、衛星の軌道投入には至らなかった。