人気SF作品「AKIRA」などで知られる漫画家大友克洋さんが原画や監修を手がけた陶板製の大型レリーフが東京メトロ銀座駅構内に設置され、15日に除幕式が開かれた。土器や仏像から現代の新幹線・ロケットなどに至るまで各時代の美術品や構造物を多数配置し、日本文化の魅力を国内外から訪れる人々に発信する。
作品は縦2・4メートル、横7メートル。各時代の多様な美術品などの再現にこだわり、縄文から現在、未来につながる美術の流れや時代のうねりを立体的に表現した。290種類のうわぐすりを掛け合わせ色彩を施した。
大友さんは「美術館の中ではなく街の中にあって皆さんに触れてもらえる作品。楽しんでもらいたい」と話した。
日本交通文化協会(東京都千代田区)が企画。約3年を費やした大友さんの原画を基に、静岡県熱海市の「クレアーレ熱海ゆがわら工房」の職人が約2年かけ制作した。
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