1997年に都市銀行で唯一破綻した北海道拓殖銀行の最後の頭取だった河谷禎昌さんが13日に札幌市の自宅で死去したことが15日、分かった。90歳。神戸市出身。葬儀・告別式は近親者で行う。喪主は兄泰昌さん。
北海道大法学部卒。57年に拓銀に入り、常務、専務、副頭取を経て94年、巨額の不良債権償却に伴う減配の責任を取って退任した山内宏頭取の後任として就任した。北海道銀行との合併を目指したが不調に終わり、97年、経営破綻の引責で退任した。
99年、道警に回収の見込みがないと知りながら不正な融資を繰り返したとして商法の特別背任容疑で逮捕された。09年、高裁判決が確定、札幌刑務所に収監された。
この記事は会員限定記事です
「下野新聞デジタル」の会員のみご覧いただけます。
下野新聞デジタルに会員登録すると…
- 事件事故や高校野球・イベントなど速報で栃木県の「今」が分かる
さらにスタンダードプランなら…
- デジタル有料記事の大半が読める
- 教育や仕事に役立つ情報が充実
愛読者(併読)プラン・フル(単独)プランなら…
- アプリも使えて、おくやみ情報もいち早く
ポストする

