北朝鮮による拉致被害者で2002年に帰国した地村保志さん(70)が14日、福井市内で開かれた拉致問題の早期解決を求める集会で講演し、「政府が動かないと何も進展しない。実務者協議などを通じ一日も早く解決してほしい」と訴えた。
講演で地村さんは、自身が高齢になり体力的な衰えを感じていると明かしたほか、帰国できていない他の被害者も高齢化が進んでいることを踏まえ「救うには時間がない」と強調した。
拉致問題が進展していないことに関し、歴代政権が、解決に取り組んでいるように見せかけている面もあるのではないかと批判した。
地村さんは1978年、妻富貴恵さん(70)とともに福井県小浜市で拉致された。
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