【ワシントン共同】米首都ワシントン近郊のダレス国際空港発羽田行きのユナイテッド航空803便が13日、離陸直後に空港に引き返した。エンジントラブルに対処するため。米運輸省によると、機体は安全に着陸し、けが人の報告はないとしている。

 ダフィー運輸長官はXで、エンジンカバーの一部が外れて発火し、草地に引火したと説明。NBCテレビは、滑走路付近の草地に大きな煙が立ち上り、空港の消防隊が消し止めたと報じた。

 機体はボーイング777―200ERで乗客275人、乗員15人。連邦航空局が原因を調査するという。

 ユナイテッド航空は13日夜、代わりの機体で羽田行きの便を運航するとしている。