ハンセン病患者とされた男性が隔離先の特別法廷で死刑判決を受け、1962年に執行された「菊池事件」の弁護団は13日、熊本市内で講演し、熊本地裁が来年1月末までに再審可否の決定を出す予定だとして「誤った裁判を正すべきだという世論を盛り上げてほしい」と呼びかけた。事件の裁判手続きは憲法違反だったと主張している。
熊本県弁護士会主催の死刑廃止を考えるシンポジウムで、約80人が集まった。死刑執行後に再審開始が認められれば初めてのケースとなり、判断が注目されている。
事件は2020年の国家賠償請求訴訟の判決で、熊本地裁が特別法廷での審理を違憲と指摘し、確定した。
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