松島みどり首相補佐官

 松島みどり首相補佐官が代表を務める自民党支部が、2024年の衆院選公示日に東京都内の政治団体から受けた陣中見舞いなどの寄付3件計30万円を政治資金収支報告書に記載していなかったことが13日、分かった。川崎秀人内閣府政務官の党支部も都内の政治団体から受けた寄付50万円を記載していなかった。両氏の事務所はいずれも不記載を認め、収支報告書を訂正するとした。

 昨年の衆院選直前や期間中の寄付を巡っては、林芳正総務相や茂木敏充外相側でも不記載が確認されている。

 収支報告書によると、松島氏の自民党東京都第14選挙区支部は24年10月15日、陣中見舞いなどとして全国中小企業政治協会から受けた15万円、日本商工連盟の10万円、東京商工連盟の5万円を収支報告書に記載していなかった。松島氏の事務所は「会計帳簿に転記する際に担当者が見落とし未計上となった。事務作業上のミスだ」とした。

 川崎氏の自民党三重県第2選挙区支部は24年7月、日本保険薬局政治連盟から受けた寄付50万円を記載していなかった。川崎氏の事務所は「記載が漏れてしまいチェックできていなかった」と説明した。