【キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は12日、東部ハルキウ州の要衝クピャンスクを訪問し、映像を通信アプリに投稿した。ロシアは11月にクピャンスクを制圧したと主張していた。ゼレンスキー氏は「ロシアはクピャンスクを占領したと自慢しているが、うそだ」と強調した。
ロシアは東部ドネツク州の要衝ポクロウシクも制圧したと主張しており、戦況で優勢との印象を与え、米国が仲介する和平交渉を有利に進める狙いとみられる。ゼレンスキー氏はクピャンスク制圧を打ち消すことで、和平交渉で米国がロシア寄りの姿勢を取るのを阻止したい考えだ。
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