宮内庁は「垂仁天皇陵」として管理する宝来山古墳(奈良市)について12日、外堤部分の発掘現場を報道陣や研究者に初めて公開した。発掘では築造当時の遺構は見つからず、幕末以降とみられる防水工事の跡を確認した。
古墳は全長227メートルの前方後円墳。周囲に周濠が巡っている。水をとどめる現在の外堤は「文久の修陵」と呼ばれる幕末の修復事業で造成されたとされている。
陵墓の参道になっている外堤の一部区間の護岸工事に先立ち、同庁が11月から調査を実施。堤の防水能力を高めるため、幕末以降に埋められたとみられる粘土や、1957年のコンクリートによる補強工事の跡が見つかった。
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