奈良県御所市は12日までに、同市在住の西辺豊彦さん(88)から3億円の寄付を受けたと発表した。同日、山田秀士市長が西辺さんを市役所に招き、感謝状を贈呈した。西辺さんは米寿を迎えたのがきっかけで寄付をしたといい「市への恩返し。教育や福祉などに使ってほしい」と話した。
山田市長は「慢性的に財政基盤が弱い。市の発展に資する活用をしたい」と感謝した。市によると、これまで受けた寄付金では最高額だという。寄付は1日付。
西辺さんは同市のサンダル製造会社「ニシベケミカル」を創業。長年市から支援を受けており、お礼をしたいと考えていたという。
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