スイス・ダボスで、ヨーデルのイベントに参加するアルペンホルンのグループ=2014年7月(Arno Balzarini/Keystone提供・AP=共同)

 【チューリヒ共同】インドの首都ニューデリーで開催中の国連教育科学文化機関(ユネスコ)政府間委員会は11日、スイス政府が申請していた同国の民族音楽「ヨーデル」を無形文化遺産に登録することを決めた。

 ヨーデルは裏声を使った独特の歌唱法で知られ、欧州アルプス地方で継承されてきた。かつては家畜の群れを呼び寄せたり、山間部で遠くに合図を送ったりする際に使われていたとされる。

 今回の委員会では欧州から「イタリア料理」も無形文化遺産への登録が決まった。