芳賀町東水沼の農業阿部剛志(あべたけし)さん(45)が、稲刈り後の株から再び伸びた稲(二番穂)を刈る「再生二期作」に本格的に取り組んでいる。関東農政局県拠点は、西日本で取り組まれているものの、県内では珍しいとする。コメの収量増が期待される一方、気温や日照時間など環境面で栽培の難しさがある。阿部さんは国の研究機関の情報やインターネットで先行事例を調べながら試行錯誤する。「まだまだうまくいかないが、新しい取り組みで面白さがある。工夫しながら続けたい」と話す。

2回目の稲刈りを前に、稲の生育状況を確認する阿部さん=11月下旬、芳賀町
2回目の稲刈りを前に、稲の生育状況を確認する阿部さん=11月下旬、芳賀町

 再生二期作は、1回の田植えで2度収穫する栽培方法で、温暖な気候の西日本を中心に取り組まれている。