【北京共同】中国共産党・政府が民主化運動を武力弾圧した1989年の天安門事件の学生指導者で米国在住の周鋒鎖氏は11日、ノーベル平和賞を受賞したベネズエラ野党指導者マチャド氏を巡り、「民主主義を推し進めようとする勇気は世界の大きな励みだ。中国の民主化運動も奮起させられる」と祝意を示した。共同通信の取材に答えた。厳しく報道統制されている中国で、主要メディアは受賞をほとんど報じていない。
周氏は中国やロシアから兵器や政治的支援を受けるベネズエラのマドゥロ政権が市民を苦しめる中「圧政に抵抗し自由と尊厳を守る人々と共にあるという明確なメッセージを国際社会が送った」と強調した。
一方、中国在住の民主活動家は11日「今年の平和賞の受賞者が誰なのかも知らなかった」と話した。平和賞はこれまで中国が「分裂主義者」と非難するチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世(インドに亡命中)や中国共産党の一党支配を批判した民主活動家、劉暁波氏(2017年死去)が受賞しており、中国は報道を規制している。
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