【ヤンゴン共同】ミャンマー西部ラカイン州で10日夜、国軍が病院を空爆し少なくとも30人が死亡した。複数の地元メディアが伝えた。空爆があったのは少数民族武装勢力「アラカン軍(AA)」の支配地域で、軍事政権は28日から実施する総選挙を前に全土で空爆を繰り返している。失地を奪還し、投票地域を増やすことで総選挙の正当性を強める狙いがあるとみられる。
AAの報道官はX(旧ツイッター)で、空爆があったのは10日午後9時10分ごろだったとし、大きく損傷した病院の建物と周囲が炎に包まれる様子を投稿した。負傷者も多数おり、死者数は増える可能性がある。
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