【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202512110813-O1-R9UhBhvV

 

AsiaNet 201303 (0322)

 

【遼陽(中国)2025年12月10日新華社=共同通信JBN】2025年11月29日、Liaoyang Municipal Bureau of Culture, Tourism, Broadcast and TV(遼陽市文化・観光・放送・テレビ局)やその他の機関が主催する「Eastern Metropolis Mirrored in the Liang River: Exhibition of Copies and Unearthed Artifacts from the Han-Wei-Jin Mural Tombs of Liaoyang(遼河に映し出された東方の大都市:遼寧の漢・魏・金の壁墓からの複製品と発掘された遺物展示会)」が遼寧省博物館で開幕しました。「Encountering Xiangping(襄平との出会い)」、「Longing for Eternity(永遠への憧れ)」、「Admiring the Murals(壁画の称賛)」という3つのテーマに基づいたこの特別展では、遼寧省博物館と遼陽博物館から厳選された80点以上の壁画の複製品と発掘された遺物が展示されています。これは来場者に、壮大な歴史的場面と本物の口承文学を通じて、漢・魏王朝の文化的風景について幅広い観点を提供することを目的としています。

 

遼陽の漢・魏・金の壁墓は、1800年以上前に遡り、古代中国の壁画芸術の頂点を象徴しています。これらは敦煌の壁画よりも300年も前から存在し、中国の古代芸術の宝における希少な宝石であり、古典的写実主義の傑作となっています。これらは国宝とみなされ、故宮博物館や万里の長城と並んで、国家レベルで保護される最初の主要な歴史・文化遺産に含まれています。

 

研究によると、遼陽には漢、魏、金の各王朝からの1000を超す墓があり、このうち33が壁画によって装飾されています。最も長い墓には23メートルにわたって16の壁画があります。鉱物性顔料を用いてブルーストーンの板に直接描かれた壁画は、大胆な構図と鮮やかな色彩が特徴で、主に衛兵の行列、宴会、音楽や踊り、曲芸、穀物倉庫、台所、あるいは連なる壁を流れる雲の中で門を守る戦士らが描かれています。これらは、漢、魏、金の各王朝時代の貴族の生活様式や一般市民の苦労の様子を生き生きと描いています。これらは漢と魏王朝時代の社会生活、建築芸術、文化生活を研究するために貴重な歴史的資料となっています。

 

ソース:Liaoyang Municipal Bureau of Culture, Tourism, Broadcast and TV