アサヒグループホールディングスは10日、傘下のアサヒビールの11月販売実績(概算値)を公表し、ウイスキーも含む酒類などの売上金額が前年同月比約2割減少したと明らかにした。サイバー攻撃によるシステム障害が影響した。10月の1割未満から減少率は拡大した。 酒類以外では、清涼飲料を扱うアサヒ飲料が2割台半ばの減少となった。食品や粉ミルクを扱うアサヒグループ食品は1割程度落ち込んだ。 ビール類だけの数値は正確な集計ができず、3カ月連続で公表を見送った。