【ワシントン共同】健康影響が懸念される有機フッ素化合物(PFAS)で水源などが汚染された米東部ニューハンプシャー州の地域では、生後1年以内に死亡する乳児の割合が他地域の約3倍だったとアリゾナ大などのチームが発表した。早産や低体重児も多かったとしている。研究成果は9日までに米科学アカデミー紀要に掲載された。
チームは2010~19年に同州で生まれた約1万1千人の乳児を対象に、代表的なPFOAとPFOSの2物質で汚染された水が健康にどのような影響を与えたかを調べた。地下水が飲用水として使われており、PFASで汚染された施設の下流域と、汚染がほぼないとみられる上流域などに住む母親から生まれる子どもの死亡率などを比較した。
汚染施設の下流域では死亡率が高いだけでなく、早産が約1・2倍、低体重児が約1・4倍と推定。下流域に住むのは高所得世帯層で、医療を受けたり、水を浄化する能力が不足したりしているわけではないという。
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