上方落語協会(大阪市)は9日、入門25年以下の落語家を表彰する第20回繁昌亭大賞(賞金各20万円)に笑福亭鉄瓶さん(47)と桂佐ん吉さん(41)を選んだと発表した。入門15年以下が対象の新人賞(5万円)は笑福亭笑利さん(42)に決まった。大賞の2人同時受賞は初めて。奨励賞は該当者なしだった。
鉄瓶さんは2001年に笑福亭鶴瓶さんに入門し、佐ん吉さんも同年、桂吉朝さんに入門した。上方落語の魅力を広めようと、東京など各地で2人会を開いてきた間柄。定席「天満天神繁昌亭」(大阪市北区)で開かれた記者会見で、鉄瓶さんは「大賞まで折半するとは」と驚きを隠さず、佐ん吉さんは「上方落語の歯車として頑張りたい」と決意を語った。
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