水産庁は8日、2026年度の太平洋クロマグロ漁獲枠の国内当初配分を決めた。都道府県が管理する沿岸漁業は25年度の水準を据え置き、30キロ以上の大型魚に2990・7トン、小型魚に3066トンを振り分けた。都道府県別では、大型魚は青森県が685・8トンで最も多く、北海道と沖縄県が続いた。
東京都内で開いた審議会で了承を得た。小型魚は長崎県が879・9トンで最多。青森県と北海道が次いで多かった。大型、小型とも枠の数量は今後変動する可能性がある。国際会議で国別の枠が据え置きとなったことを踏まえて決めた。
国が管理する沖合漁業については、26年1~12月の漁獲枠の配分を決めた。大型魚は前年から微増の5365・6トン、小型魚は微減の1258・9トンとした。小型魚の枠の一部を大型魚に振り替えた。
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