三菱ケミカルグループは8日、連結子会社で化学事業を手がける三菱ケミカルで希望退職を募り、1273人が応募したと発表した。国内で3年以上勤める満50歳以上で、製造に従事する社員を除く約4600人を対象としていた。

 退職日は2026年2月末。退職一時金と特別加算金を支給し、希望者には再就職を支援する。関連費用を約320億円と見込む。うち277億円を25年9月中間連結決算に計上した。残りを26年3月期連結決算に追加で計上する。

 今回の人員削減は年間約160億円の労務費減少に相当するという。

 三菱ケミカルグループの26年3月期の純利益は1250億円の見通しだ。