東京ガスの笹山晋一社長(63)は、液化天然ガス(LNG)輸入の約1割を占めるロシア産の一定程度を他国産に切り替えられるとの認識を示した。共同通信の取材に「今の状況であれば、他のプロジェクトや市場から調達できるのではないか」と述べた。
米国が対ロシア制裁を強めていることには「LNGを直ちに調達できなくなる可能性は低い」と指摘。米財務省による取引許可の期限が19日に迫るが「安定供給の面でも重要だと理解されている」と訴えた。
東ガスは、日本の商社が権益を持つロシアの石油・天然ガス事業「サハリン2」から2031年まで供給を受ける契約を結んでいる。延長については「総合的に判断する」と語った。
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