【ボロディアンカ共同】ウクライナに侵攻するロシアの攻撃で多数の市民が犠牲となったウクライナの首都キーウ近郊の町ボロディアンカで6日、侵攻後初めて町のクリスマスツリーが点灯された。戦火で前線近くの居住地を追われ、避難生活を送る子どもたちを招待。戦闘が続く中、市民の心を癒やそうとキーウ州当局が企画した。
クリスマスツリーは復興への願いを込めて町の中心部に設置された。地元住民に加え、南部ザポリージャ、ヘルソン両州、東部ハルキウ州の子どもたち約90人がクリスマスソングを歌ったり、ダンスを踊ったりして楽しんだ。
カウントダウンに合わせてツリーが点灯すると、会場から歓声が上がった。ザポリージャ州内で避難民となっているヤロスラバ・バクさん(14)は「幸せな一日だった。戦争が早く終わるよう祈った」とほほ笑んだ。
ボロディアンカは侵攻後の2022年3月、ロシア軍の激しい空爆を受けた。集合住宅が損傷し、多くの市民ががれきの下敷きになって亡くなった。ロシア軍がその後キーウ州から撤収し、ウクライナ側が支配権を取り戻した。
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