【鹿沼】市内で発生したクマによる人身被害などを受け、市は3日から、無料通信アプリLINE(ライン)公式アカウントで「クマ出没アラート」の配信を始めた。よりリアルタイムに近い目撃情報を周知できるようになった。
目撃情報はこれまでもラインなどで配信されていたが、担当職員が都度登庁する必要があったため、目撃から配信までタイムラグが生じていた。目撃場所も文字による説明だった。
今回は職員の手元にあるスマートフォンから配信が可能となり、大幅な時間短縮が期待できる。配信情報のうち目撃地点は連動するグーグルマップから確認できるほか、過去の出没履歴も閲覧できる。
利用には市の公式アカウントを「友だち追加」。トーク画面の「その他受信設定」メニューから「クマの出没アラート」を選択、案内に従って受信登録する。
市は本年度、ライン上でクマの目撃情報を通報できるサービスの運用も始めた。市内では11月下旬、上永野の民家庭先で、住人の70代男性がクマに襲われ、顔などにけがを負う被害があった。
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