北海道苫小牧市の路上で女性の髪を引っ張り脅迫したとして、暴行罪などに問われた男性被告(51)の判決で、札幌地裁は5日、「犯人と認定するには合理的な疑いが残る」として無罪を言い渡した。求刑は懲役3年だった。
判決によると、2023年9月9日午前1時50分ごろ、苫小牧市の路上で帰宅途中の20代女性に何者かが「遊びに行こうよ」と声をかけ、女性が断ると髪をつかんで引っ張り、手に持った刃物を見せて「言うこと聞けや」などと脅した。
井戸俊一裁判官は判決理由で「(検察側主張には)論理の飛躍があり、男性以外の者が犯人である可能性を排除するものではない」とした。
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