5日の国債市場で、長期金利の指標である新発10年債(380回債、表面利率1・7%)の終値利回りは前日より0・015%高い1・950%だった。日本相互証券によると、2007年7月以来、約18年半ぶりの高水準。日銀が継続的に利上げするとの予測が市場に広がり、国債が売られて利回りが上がった。
日銀の植田和男総裁は1日、12月の金融政策決定会合で「利上げの是非について適切に判断したい」と表明。市場では政策金利の引き上げに踏み切るとの見方が強まっている。
高市政権の拡張財政で国債発行が増えかねないとの懸念も利回り上昇の要因となった。
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