収穫期されるコメ=8月、新潟県三条市

 米穀安定供給確保支援機構は4日、向こう3カ月のコメ価格の見通しに関する11月の指数が前月より7ポイント低い32となったと発表した。2カ月連続で節目の50を下回り、先安観が強まった。2021年9月に27を記録して以降では最も低かった。新米の収穫量が増えて需給が緩和し、コメが余って価格が下がると見込む取引関係者が増えた。

 指数は、価格が「安くなる」や「やや安くなる」の回答が多いと50を下回る。向こう3カ月のコメの需給動向に関する見方を尋ねた調査では「緩む」との回答が多かった。指数は前月より4ポイント低い31で、3カ月連続で50を下回った。