4日の国債市場で、長期金利の指標である新発10年債の利回りが上昇し、一時1・910%を付けた。2007年7月以来、約18年半ぶりの高水準となった。市場では、日銀が早期の追加利上げに踏み切るとの観測が強まっており、国債が売られて利回りの上昇が続いている。
日銀の植田和男総裁が1日の講演で、月内に開く次回の金融政策決定会合で、追加利上げの是非を判断する姿勢を示した。市場では政策金利を引き上げる可能性が高まったとの見方が広がった。
長期金利は上昇傾向が続いており、3日の終値利回りは1・890%と、終値ベースで約18年半ぶりの高水準を付けていた。
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