【ワシントン共同】トランプ米大統領は3日、ホワイトハウスで記者会見し、米国の自動車の燃費基準を緩和すると発表した。バイデン前政権が定めた基準から引き下げることで自動車メーカーの負担を軽減し、ガソリン車の価格引き下げにつなげたい考え。トランプ氏は「購入者は新車価格を少なくとも千ドル(約15万5千円)軽減できる」とアピールした。

 運輸省によると、新たな基準に従うと、2031年までにメーカー各社に求める平均燃費基準は1リットル当たり約14・5キロ程度になるという。

 トランプ政権はEVの購入の税制優遇措置を廃止するなど、バイデン前政権が進めた施策の転換を進めている。