若年女性の性売買や性搾取の被害が深刻化しているとして、一般社団法人「Colabo(コラボ)」は3日、東京・歌舞伎町に女性の包括的な支援を行う「女性人権センター」の建設を目指すと明らかにした。10億円の寄付を募り、2030年の設立を目指す。都内で記者会見した仁藤夢乃代表は「少女たちの人権を守り、女性運動の活動拠点にしたい」と話す。

 仁藤さんによると、コラボは24年度、未成年の少女88人を新たに支援。居場所のない少女が各地から歌舞伎町を訪れ、被害に遭っているという。

 センターには、シェルターやカフェ、性搾取の実態を学ぶ資料館などを設置する計画。