厚生労働省は3日、医薬品の市場での取引価格が、公定価格である薬価を平均4・8%下回ったとの調査結果を中央社会保険医療協議会(厚労相の諮問機関)で公表した。医療機関に支払われる診療報酬の2026年度改定では、薬価を市場価格に近づくよう引き下げ、膨張する医療費の伸びを抑制する。
調査は今年9月の取引分が対象。業者が病院や薬局などに販売する際の市場価格は、競争による値下げによって公定価格の薬価よりも安くなる。
薬価と市場価格の差は前回24年調査は5・2%、前々回23年は6・0%。差は縮んできている。薬価の大幅な引き下げには、製薬会社の収益や研究開発に影響すると慎重意見もある。
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