犯罪被害者週間(11月25日~12月1日)最終日の1日、県と県警、被害者支援センターとちぎは、県庁昭和館を同センターのシンボルカラーであるピンクと緑にライトアップした。

ピンクと緑でライトアップされた県庁昭和館=1日午後5時、宇都宮市塙田1丁目
ピンクと緑でライトアップされた県庁昭和館=1日午後5時、宇都宮市塙田1丁目

 犯罪や交通事故による被害者、家族の支援活動を行う同センターは今年、設立20年を迎えた。同センターの存在や犯罪被害者支援の重要性をより多くの人に知ってもらおうと、福田富一(ふくだとみかず)知事の発案で初めて実施した。

 午後5時に点灯されると、立ち会った県警の杉本孝(すぎもとたかし)本部長ら約20人の関係者が、2色に照らし出された幻想的な光景に見入っていた。

 同センター初代事務局長の和気(わき)みち子(こ)さん(69)は「加害者も被害者も生まず、一人一人が安心安全に生活できる社会になってほしい」と願った。