【香港共同】約4千人が住んでいたとされる巨大な高層住宅群に消防隊員らが放水を続ける。住民らは規制線の外側から炎や煙が上がる住宅をただ見上げるしかない。香港北部で起きた高層住宅群の大規模火災は27日も救助活動が続いた。「生きていて」。住民は安否が確認できない不安やいら立ちを抱えながら家族の無事を祈った。
火の勢いは徐々に弱まったが、煙がもくもくと上がり続けた。周辺の路上では、救急隊員らが救助した人をストレッチャーから救急車に移すなど慌ただしい様子だった。
現場近くには安否不明者の確認所が設けられ、中に入った男性によると、50人ほどの遺体の写真を見せられたという。
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