事故を起こした東京電力に原発を再稼働する資格はあるのか―。新潟県の花角英世知事が21日、容認した柏崎刈羽原発の再稼働。知事は国にさらなる安全性向上などに取り組むよう求めるとしたが、事故で古里を失った福島の被災者は「原発に絶対安全はない。福島の事故を忘れたのか」と憤る。
福島第1原発のある大熊町から同県須賀川市へ避難する鎌田清衛さん(83)は再稼働容認に落胆する。町内で50年間ナシ栽培を続けてきたが、事故でなりわいは絶たれた。自宅や農園は除染土などを保管する中間貯蔵施設用地になり、古里に帰りたくても帰れない。「この悔しい思いを、もう誰にもしてほしくない」
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