太平洋戦争時に皇太子だった上皇さまが終戦を伝える「玉音放送」を聞いた日光市内の宿泊施設が、益子町に移築され今も残っています。今年は戦後80年の節目。当時を想像しながら、足を運んでみましょう。

奥日光湯元から移築された旧南間ホテル別館
奥日光湯元から移築された旧南間ホテル別館

 特に戦争末期の日本では、空襲から逃れるため都市部に住む子どもが農村部に避難する「学童疎開」が行われていました。昭和天皇の子どもである上皇さまも例外ではなく、日光市内などへ疎開していました。最後の疎開先となった宿泊施設は奥日光の湯元温泉にあった「南間ホテル」の第2別館です。