水揚げされるホンモロコ

 【那珂川】町特産品の淡水魚「ホンモロコ」の水揚げが町内で進んでいる。10日は町ホンモロコ研究会が大内の養殖池で約100キロを取った。

 町内では2011年に休耕田を活用した養殖が始まり、現在は5組合が取り組んでいる。水揚げは今月下旬まで各組合が行う。この日は同研究会の5人ほどが作業。養殖池から水を抜き、流れてくる10センチほどのホンモロコをすくい集めた。同研究会のホンモロコは町内の川魚店に卸される。

 川和義夫(かわわよしお)同研究会長は「今年の出来はかなり良い。ホンモロコのおいしさは浸透してきており、町の子どもたちにも食べてほしい」と話した。