佐野市葛生伝承館の外壁(縦約3メートル、横約23メートル)で6日、フレスコ画の秋の公開制作が始まった。
フレスコ画は砂と石灰を混ぜた下地を壁面に塗り、水で溶いた顔料で絵を描く技法。制作は日本画家戸倉英雄(とくらひでお)さん(48)と福島恒久(ふくしまつねひさ)さん(47)が2006年から手がけ、今年で20年目を迎えた。毎年春と秋の2回公開され、市のイメージを象徴する佐野ラーメンや葛生原人、カタクリなどが描かれている。
これまでに9割ほど仕上がっているといい、今回は残る壁中央部の制作に着手する。戸倉さんは「壁画の大枠が見えてきた。新しいアイデアも取り入れて描いていきたい」と意気込みを語った。公開制作は16日まで。
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